その6 試験とは(2) 己を知る

 

○ポイント

  • 己を知る,問題のシャワーを浴びる
  • 直接的原因ではなく,動機的原因を追究する

 

○己を知る,問題のシャワーを浴びる

己を知る一番の方法は,問題のシャワーを浴びることである。 つまり沢山の問題を解かせ,子供の弱点を発見し,弱点を補う。 そのスパイラルを本番まで延々と繰り返すのである。

まずは早い段階で問題集を買ってきて,毎日解かせてみる。 そしてそれを,親が採点するのである。 採点すれば,子供の弱点を親がはっきりと認識できる。 その弱点を親が分析するのである。

 

○直接的原因ではなく,動機的原因を追究する

弱点は「不正解」という形で表面化するため,間違えた問題を解き直しさえすればいいと思うかも知れない。それは正しいが,表面化しているのはあくまで「直接的原因」である。 直接的原因をつぶすことはモグラ叩きと同じで,きりがない。そうではなく,直接的原因を分析したその先に「動機的原因」があるのだ。 そして「動機的原因」に対して対策をするのである。動機的原因に対して対策をすれば,直接的原因が激減し,結果として点数は上がるのである。

動機的原因とは,不正解を出すに至った知的活動の欠陥(例えば「もういいや」と思った,やる気が出なかった,焦っていた、この位で許されるだろうという甘え)のことである。 私が言うところの「弱点の分析」とはまさに「動機的原因の追求」であり,「弱点の対策」とは「動機的原因に対する対策」なのである。

長男に問題を解かせ,採点を行う作業を何日か続けた結果,目に付いた動機的原因は以下の5点であった。

(a)計算や漢字のミスが多い。早とちりで確認をしない。
(b)問題文をよく読まず,出題者の意図に沿わずに解答してしまう。
(c)集中力が続かず,長時間の勉強ができない。嫌になるとマンガやゲームに逃げる。
(d)作文が下手。やっつけ仕事をする。
(e)文字が汚い。自分が読めればいいと思っている。

・・・このように列挙してみると,勉強開始当初はボロボロでしたね・・・。

次回,これらの弱点に対して,どのような対策を立てたかを述べようと思う。

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