その14 親子で作文(1)

 

○ポイント

  • 作文とは思考を他人に伝える手段
  • テーマは日々の気づきから
  • 設計メモを作ろう
  • ルールに従って文章を書く

 

○作文とは思考を他人に伝える手段

作文は思考を他人に伝える手段である。

作文が下手ということは,いくら優れた思考ができても,それを他人に伝えられないということを意味している。

他人に伝えられないということは他人からの評価を受けられないということであり,結局は考える力そのものを疑われてしまう。

入試に作文があるのは,その子の思考力を,アウトプットされた結果から見ることができるからである。

端的に言えば,作文で頭の良し悪しを見ているのである。

だから作文は絶対におろそかにしないで欲しい。

 

○テーマは日々の気づきから

作文にはテーマが必要だ。

テーマは何がいい?

テーマ選びのポイントは「親が子に考えて欲しいこと」である。

例えば・・・

  • お年寄りが重い荷物を持っていて困っている。どうしたらいい?
  • 小さい子が泣いている。どうしたらいい?
  • なぜ交通ルールがあるのかな?
  • よそのお宅を訪問するときは,何に気をつけたらいい?
  • 食事のマナーって何だろう?

こんな感じで,親が日頃得ている「気づき」でよい。

#一昔前なら,家にいるおばあちゃんから学ぶようなことですね。

 

○設計メモを作ろう

文章をいきなり書き始めてはいけない。

まず設計すること。

どの業界でもそうだと思うが,製造業においては,モノ作りを始める前に,必ず「設計」をするよう厳しく指導される。

本棚一つ作るにしても,設計せずに始めてしまうと,材料を無駄にしてしまったり,肝心の本が全然入らなかったりと,散々遠回りした挙句に作り直しになってしまう。

いきなり作らずに,きちんと設計した方が結果的には早いのである。

作文は大きく3つの構成がいいと思う。

すなわち「起承転結」の「転」を抜いた「起承結」である。

起で採点者の気持ちを掴む。

承で自分や他人の経験から,こう思った,このようにした方が良かったなどを述べる。

結で結論を述べる。

起承結それぞれでどんなことを書くのか,箇条書きで列挙していく。

列挙する際は逆に,「結→承→起」の順で行うとよい。

まず結論を出し,その結論に向かって論理を展開するという流れである。

 

○ルールに従って文章を書く

設計メモに従い,文章を書いていく。

制限文字数の9割以上を埋め,文字数の配分は起が1/4,承が1/2,結が1/4の割合で書く。

話し言葉は使わず,履修漢字は送り仮名も含めて適切に使用する。

ます目の使い方など,作文のルールは守る。

文字は「読んでいただく」という気持ちでていねいに書く。

書き終えたら黙読し,前後のつながりがおかしい場所や,文章のねじれ,くどい表現がないかを確認する。

・・・

次回は採点とアフターフォローについて書く予定です。

このエントリは 二華中への道 にカテゴリされ、, , , , , , にタグ付けされました。 permalink.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA