レールのない世界

今の二華中生を見て感じること

今の二華中の生徒を見て感じることを、二華中の先生から聞く機会を得ることができた。お聞きしたお話を、私なりの解釈でお伝えしようと思う。

今の二華中生は「誰かが敷いてくれたレールがあってそこを走ること」は得意である。しかし「自分なりのレールを敷いてそこを走ること」は苦手としている。体感的には「誰かが敷いてくれたレールを走る子」が8割である。

大手進学塾とは

今の二華中生のほとんどは、大手進学塾で受験テクニックを叩きこまれて、それを本番当日に発揮して入学してくる。大手進学塾は教材も講師も、ノウハウも揃っており「こうすれば合格させられる」という「レール」がそこにあり、そのレールを本番当日まで走りきった子が選抜される。

大手進学塾は「入学者数」とか「合格率」という数字がすべて。その数字を見て親御さんはお子さんを通わせる。だから、とにかく一人でも多く合格させる、それが大手進学塾のお仕事。「いい/悪い」「正しい/間違っている」ではなく「進学塾とはそういうもの」なのだ。

レールのない世界

そうやって勉強してきた子は「レールがある世界」では安心して走れるけれど、「レールのない世界」「自分でレールを見つける世界」「自分でレールを敷く世界」に放り込まれると、とたんに不安になる。どこを、どう走っていいのかが分からなくなるのだ。

でもよく考えてみると、世の中で「レールがある世界」とは「ルーティンワーク」の世界である。そこで働く人たちに求められる能力とは「決められたことを、決められた手順で、そつなくこなすこと」である。そういう仕事も世の中では大切なことで、そういう仕事に従事する人も世の中には必要ではある。しかしそういうお仕事は「ロボット」とか「AI」に、将来的には置き換わって行く可能性も高いのではないだろうか。

二華中に課せられた重要なミッション

二華中生の進む先が「ロボット」や「AI」に置き換わって行くかもしれない世界で、果たしていいのだろうか。

最先端の研究や会社経営、新規ビジネスを立ち上げるなどは、「レールのない世界」に新しいレールを敷くこと。整地したり、材料を揃えたり、施設したりと色々と苦労はあるけれど、そうやって切り開いた先にあるものは「まだ誰も見たことがない世界」。そういう「人財」を育成するのもまた、二華中に課せられた重要なミッションなのだと私は思う。

二華中の成績上位層にいる生徒

さて二華中生の残りの2割の生徒であるが、彼らは自分で課題を見つけ出して、自分で目標を設定して、自分でそこに突き進む事ができるのだという。そしてそういう生徒はやはり成績の面でも上位層なのだという。何とも頼もしいことではないか。宮城県の生徒たちが世界に羽ばたき、将来の日本を変えていってくれるのかもしれないのだから。

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