番外編 その1 やりすぎた~orz…

ある日の土曜日。長男は休日。私は仕事。

いつも通り朝のメニューをこなし,土曜日の一日で行う勉強について長男と話し合う。

受験生とは言え,小学校6年生。遊びたい盛りであるから,丸一日勉強はさせられない。

「ここまでできたら,遊びに行ってもいいんじゃないか」
「うんわかった」

そして私は出勤,長男は勉強開始。私が帰宅する頃には,予定通り進んでいるだろう・・・そうなるはずだった。

夕方帰宅。長男はまだ遊びから帰っていない。成果物を見てみると・・・明らかなやっつけ仕事。予定通り課題をこなしてはいるのだが,肝心の「質」が伴っていない。「遊びに行きたい」という気持ちでやっつけたのがミエミエ。カッと頭に血が上るが,どうにかこらえて長男の帰宅を待つ。

日立では,怒ったことはほとんどなかった。一度だけ何かで怒った時は「あの鈴木が怒った」と社内で噂になった程である。人は私を見ると,かなりの圧を感じるらしい。圧をかけられて怒られたら、こちらが望む反応は引き出せない。だから私は努めて怒らないようにしている。

そして長男帰宅。

夕食,風呂を済ませ,勉強開始。

成果物を見ながら語りかける。

「確かに進んではいるけれども,これは明らかにやっつけ仕事だよね?」
「遊びに行きたいという気持ちが強くて,やっつけただろ?」
「やるべきことを放り出して,遊びに行った。それでいいと思う?」

もちろん反論はできない。父親の目の前でやり直し。

終わったと思っていたのに,やり直しを命じられるのは辛い。早朝から勉強して,遊び疲れて,もう眠い。どうにかこの場から逃がれたいが,それもできない。

追い詰められた長男は,ゲホゲホと咳こみ始める。母親だったら「もういいよ,今日は寝なさい」と優しく言うのだろうが,私は父親。世の中の厳しさを教えるのがその役目。

「やるべきことをやってねぇんだから,終わるまで寝ちゃいけねぇ」平然と言い放つ。

やがてゲホゲホが最後に「オエッ」となる。それでも私は許さない。

ついには本当に吐きそうになる。サッとゴミ箱を渡し,その中に吐かせる。

よだれをたらし、涙目になりながら,こちらを見上げる長男。

「吐き終わったか?じゃ続けろ」

私は平然と言い放つ。

どうやっても逃げられない,どうやっても許してくれないと悟った長男は,泣きそうになりながらもどうにか課題を終わらせた。

こういう経験は,一度は必要だと思う。しかし今になって思えば「やり過ぎたかな~」と思う。

世の中の厳しさを教えるのも大事だが,もう少しやり方はあったかも。

この一件で勉強が嫌いになってしまったら,長男は私と同じく勉強嫌いの少年になってしまっただろう。そうなったら何のために受験させたのかが分からなくなってしまう。

二華中を受験させるお父さん,お母さんに伝えたい事がある。それは

「世の中の厳しさを教えてあげて」

それと同時に

「お子さんを勉強嫌いにさせないで」

である。

それだけは切にお願いしたい。

このエントリは 番外編 にカテゴリされ、, , , , , にタグ付けされました。 permalink.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA