その24 本番1週間前

 

○ポイント

  • 勉強の「見える化」を行おう
  • 勉強してきたことを記録する手帳を作ろう
  • 合否はどっちでもいい
  • 教科書を見直す
  • 新しく問題集や参考書は買わない

 

○勉強の「見える化」を行おう

受験が近づくと「こんな勉強でいいのかな」「もっと勉強しないとだめなんじゃないか」と,どうしても不安になる。

どれだけ勉強してきたのかが,実感できないのだから無理もない。

そこで親御さんは,お子さんの勉強の「見える化」を行って欲しいと思う。

例えば毎日100ます計算や漢字プリントを行ったとすると,そのプリントがどんどん溜まっていく。これにパンチ穴を開けてキングジムファイルに保存するのだ。

作文やプリントも含めると,厚さ5センチのファイルでも,あっという間に埋まってしまう。その厚みが,冊数が,これまで積み上げてきた勉強の「見える化」なのである。

過去問を解く度に作成するノート。番号を振ってズラッと並べれば,それも勉強の「見える化」である。

壁に貼ったスケジュールボード。勉強を開始した日から,本番前までに,延々と折れ線グラフが続く。

これも勉強の「見える化」である。

 

○勉強してきたことを記録する手帳を作ろう

ダイソーで手ごろなサイズの手帳を買ってきて欲しい。

それに毎日行った勉強の内容を,ビッシリと書き込むのである。

書き込むのは親御さんにやって欲しいと思う。

こんなことがあった,この日は叱った,模試の結果が返ってきた,100ます計算でパーフェクトを出した,などを書き込むのである。

私は4ヶ月分の分量だったので,毎晩コツコツ書き込んで1週間で書き終えたが,もっと早くから勉強を開始したご家庭ならば,もっと前から取り組んでもいいと思う。

手帳には,アドバイスをくれた人の言葉や,本番での注意点,両親の檄文なども記入する。

そしてそれを,本番の際に持参するのである。

会場にキングジムファイルを持ち込む訳にはいかないので,待ち時間の間に手帳を見てもらい,それまで積み上げてきた勉強の量をかみ締めてもらうのである。

 

○合否はどっちでもいい

1週間前になったら,親御さんはお子さんにこう言って欲しい。

「君はがんばったんだから,
 合否はどっちでもいい。
 いつも通りやればいい。」

この「合否はどっちでもいい」というのが大事だと思う。

「絶対合格しなさいよ!」ではなく
「落ちてもいいんだよ。」と言ってあげる。

たったそれだけで,お子さんのプレッシャーはかなり減るのである。

 

○教科書を見直す

二華中は公立中学校であるから,適性検査は教科書の範囲を超えることはない。

逆に言うと,教科書を隅々まで読んでおく必要があるということだ。

この時期,改めて教科書を読み返すことをさせて欲しい。

教科書の本文だけではなく,囲み記事のような小さい記述から,意外と出題されていることに気づいて,驚くはずだ。

 

○新しく問題集や参考書は買わない

この時期,新しく問題集や参考書は買わないほうがいい。

新しい問題集を本番までに終わらせられればいいのだが,もし終わらないと「あれもやってない」「これもやってない」と焦りの原因になってしまう。

とにかく,お子さんが心静かに本番を迎えられるような環境を作ってあげる,それがこの時期の親御さんの役目だと思う。

 

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その23 面接

 

○ポイント

  • 面接はどのように行われるか
  • 面接で問われること
  • 想定外の質問
  • 面接中の態度
  • 面接官と会話のキャッチボールは一回だけ
  • 突然面接を始めよう
  • 親以外の大人と積極的に会話させよ
  • 面接は素直な気持ちで

 

○面接はどのように行われるか

二華中の面接は,集団面接である。

一つの質問に対して,全員が順番に回答する形式である。

1:1だと受験生が極端に緊張する場合があるので,そうならないための配慮であろう。

一つの教室に,面接官が2名で,受験生が6名という構成である。

一つの質問に対して,全員が順番に回答する。

最初に回答する受験生は,質問毎にズラしていく。

一番端に座っている受験生が不利にならないための配慮であろう。

 

    面 面
    接 接
    官 官

① ② ③ ④ ⑤ ⑥

最初の質問は①→②→③→④→⑤→⑥の順番で答え,
次の質問に   ②→③→④→⑤→⑥→①の順番で答える。
以降は       ③→④→⑤→⑥→①→②
            ④→⑤→⑥→①→②→③
            ・・・

※平成22年当時の情報です。最新の情報でご確認下さい。

 

○面接で問われること

塾で想定質問集を配ってくれると思うので,各自それを参考にして頂きたいと思うが,主なものを挙げると以下のようになる。

  • なぜ二華中を希望するのですか?
  • あなたの夢や将来やりたいことは何ですか?
  • 家ではどのようなお手伝いをしていますか?
  • あなたのいい点と悪い点を教えて下さい。
  • 最近気になったニュースは何ですか?

これらの質問には,スラスラ回答できるようにしておいて欲しい。

特に最初の2つの質問に関しては,志願書と矛盾した内容を回答してしまうことだけは避けるよう指導して欲しい。

 

○想定外の質問

面接では必ず想定外の質問が出ると思った方がいい。

長男の場合,以下の質問が想定外で一瞬焦ったそうだ。

  • 小学校で一番がんばったことは何ですか?
  • 自分の小学校で一番誇りに思えることは何ですか?

確かに,塾で配布された想定質問集にはなかった質問である。

このような場合,黙りこんでしまったり,「えーっと」となってしまわぬよう,素早く考えをまとめて回答する訓練をしておくといいと思う。

 

○面接中の態度

以下のような面接の基本を守ってもらえれば,それでいいと思う。

  • 部屋に入るときは「失礼します」
  • 「座ってください」と言われてから着席する
  • 面接官の目を見て,大きな声で,元気良く答える
  • 足をブラブラさせない,視線を泳がせない
  • 部屋を出るときは「ありがとうございました」

 

○面接官と会話のキャッチボールは一回だけ

長男によると,面接はまるで流れ作業のように行われたとのことである。

面接官の質問に対し,受験生が回答すると,すぐに「はい,次の方」と流されてしまうそうである。

例えば

面接官:「あなたの長所は何ですか?」

という問いに対し

受験生:「ねばり強く考え続けることです」

とだけ答えても

面接官:「それはどういうことですか?」

とさらに突っ込んではくれないのである。

つまり会話のキャッチボールは1回だけなのである。

ではどう回答すればいいのか。以下のように回答すると良い。

受験生:「ねばり強く考え続けることです。
     何か分からないことがあって調べものをする場合でも,
     答えが見つかるまで粘り強く調べ続けます。」

 

○突然面接しよう

面接の練習は,塾や模擬試験でも実施してくれると思うので,ある程度は任せてもいいと思う。

親としてできることは,日常の生活の中で,突然面接官になって質問するというのが面白いと思う。

例えば朝食後や一家団欒のときにでも「君の長所は何だい?」「どうして二華中に行きたいの」と突然質問するのである。

お子さんは一瞬驚くかも知れないが,姿勢を改めて「将来○○になりたいので,二華中の特色である△△を学びたいと思いました」と答えられるようになればいいと思う。

 

○大人と会話させよう

子供が小さいうちは,大人と会話させようとしても,親の影に隠れてしまうものだが,面接ではそうは行かないので,どんどん大人と会話させたほうがいいと思う。

私はよく長男を連れて,出先の大人に長男を紹介し,会話をさせるようにした。それが良かったのかは分からないが,物怖じせず大人と話をするようになったと思う。

 

○面接は素直な気持ちで

小学校の校長先生から聞いた話によると,面接で性格や人柄などもある程度見抜かれるようである。

性格や人柄に関しては「対策」をするような部分ではないと思うので割愛するが,面接に素直な気持ちで望んでもらえれば,それでいいと思う。

「先生,見てよ。俺ってこんなに優秀なんだぜ」
「なんでも聞いて。何でも答えちゃうから」
「ほら,隣の子よりもアタシの方が模範回答でしょ?」

君が優秀なのは分かる。だがそんな気持ちはどうか,面接のときだけは封印して欲しいと思う。

作文や志願書と同じで「見ていただく」「見て下さい」という気持ちが大事だと思う。

 

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その22 出願

 

○ポイント

  • 書類はチェックリストを作り,完璧に揃えよう。
  • 先着順に合否は決まらないので,出願初日の朝イチでなくていい。

 

○チェックリストを作り,書類は完璧に揃えよう

出願に際しては,誤りは許されないので,チェックリストを作って確実に書類を揃えよう。

私は以下のようなチェックリストを作成した。


※このチェックリストは平成22年当時のものです。あくまで「参考」としてご利用下さい。

 

 

もちろん出願手続きは親が行うのだから,こんなこと書かなくたっていいと思う。

だが。

それでも誤りは入り込むのである。

私は別に頼まなかったのだが,気を利かせた妻が間違えて「宮城県収入紙」を買ってきてしまったのである!

何ということだろうか。

ここまで手を尽くしても,まだヒューマンエラーが入り込むとは・・・。

収入印紙は税金と同じだから,返品はできないという。

#収入印紙なんて,次に使うのはいつになることやら・・・トホホ

お子さんの一生に関わるかもしれない大事な手続きであるから,どうか私達夫婦のようにならぬよう,気をつけて欲しい。

 

○先着順に合否は決まらない。出願は混雑を避けて

出願初日は,熱心な親御さんで随分混雑したと聞く。

混雑するのも,並ぶのも大嫌いな私は,出願初日の午後にノンビリと出かけていって,余裕で出願した。

待ち時間はゼロだった。

先着順で合否が決まるわけではないので,それでいいのである。

子供のために何かしてあげたいという親心は理解できるが,逆に子供に対する期待が大きくなりすぎて,プレッシャーをかける結果になったのでは?と思う。

「ほら,あんたのためにここまでしてあげたんだから,がんばんなさいよ!」

そんな声が聞こえてきそうだ。

 

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逆境を嘆かない

2010年7月1日(木)の河北新報に「一票のリアル」と題した記事が掲載された。

サブタイトルは「家計の余力 受検左右?」である。

『一票のリアル・参院選(1)家計の余力、受験左右?/母親として=仙台市・48歳女性』

すでにリンク切れになっているので、内容をざっくりと説明すると

  • 娘が二華中を受検した。模試では100位前後で,合格ラインまであと少しだった。
  • 家庭の事情により,週1回しか塾に通わせられなかった。
  • 娘さんは残念ながら,合格はできなかった。せめて週3回は塾に通わせたかった。
  • 「不合格だから言うわけではないが」と前置きした上で「義務教育の段階で格差を生むような学校は本当に必要なのだろうか」とお母さんは語った。

こんな感じである。

私の年収は,日立に勤めていた時代の半分以下。

とても教育に十分なお金は掛けられない。

当然,週3回も塾には通わせられず,週1回だけ。

ないないづくし。逆境だらけ。

 

だが,逆境は跳ね返すためにある。

「なければ作る」
「カネがないなら知恵を出せ,知恵がないなら汗をかけ」

コンピュータの世界では,これが当たり前。

 

受験生時代は,父子で毎日5時半に起床し,100ます計算500問,漢字20問をこなし,毎日記録をつけた。

全国の公立中高一貫高適性検査問題集を購入しすべて解かせた。

2日に一度,作文を書いて採点し,必ず訂正させた。

誉め,励まし,叱りの毎日。

それが4ヶ月続いた。

 

私は,朝から晩まで自動車整備の仕事をこなしつつ,週2回の稽古をこなしつつ,IT講師の仕事をこなしつつである。

長男は,小学校に通いつつ,週2回の稽古をこなしつつである。

塾はほとんど頼りにしなかった。

せいぜい

「質問する権利を得る」
「情報を入手する」
「採点のアドバイスをもらう」

程度の扱い。

塾に頼らない。

逆境を嘆かない。

汗をかく。

親御さんに,それができるかどうかが大事。

どの塾がいいとか,
週何回通わないとダメとか,
格差があるから合格できないとか,

そんなことはないのです。

 

二華中にトップ合格した子は、ほとんど塾には頼らなかったそうです。

 

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その21 志望理由書(志願書)の書き方

 

○ポイント

  • 担任の先生とは良好な関係を
  • 具体的な夢を持とう
  • 夢と二華中をリンクさせよう
  • 志願書は自分の言葉で
  • 志願書は最もていねいに書こう

 

○担任の先生とは良好な関係を

出願は12月であるからまだまだ先であるが,出願の2ヶ月前になったら,担任の先生に二華中を受験する旨を告げることとなる。

小学校ではその後,調査書作成委員会を組織し,5,6年次の担任の先生が協議を重ね,調査書を作成する。

こうして出来上がった調査書に,志願理由書等を添えて出願するという流れになる。

その1でも述べたが,二華中受験に際しては,担任の先生には大変なご苦労を掛けることとなる。

だからこそ,担任の先生との良好な関係を築くように心がけて欲しいと思う。

さて志願書であるが,志願書を書く前に絶対にやっておいて欲しいことが2点ある。

それは「具体的な夢を持つこと」と「夢と二華中をリンクさせること」である。

 

○具体的な夢を持とう

具体的な夢を持とう。

将来の夢を具体的に,熱く語れるようにしておいて欲しい。

以前にも述べたが,二華中に行く理由に「高校受験がないから」などという消極的な理由は絶対ダメである。

「自分は将来こうしたいんだ」
「自分はこうなりたいんだ」

という思いを明確にしておいて欲しいのである。

志願書にはその思いをぶつけて欲しいと思う。

 

○夢と二華中をリンクさせよう

もう一点。

夢と二華中をリンクさせよう。

以前にも述べたが,二華中のパンフやホームページで十分に情報を収集し,その特色を理解しておいて欲しい。

そしてそれを自分の夢と上手に結びつけるのである。

「夢を実現させるために,二華中のここがいいんだ」
「夢を実現させるために,二華中でこれを学びたいんだ」
「夢を実現させるために,二華中じゃなきゃダメなんだ」

志願書にはその思いをぶつけて欲しいと思う。

 

○志願書は自分の言葉で

いよいよ志願書を書くのだが,受験するお子さんが,自分の言葉で書いて欲しい。

親から言われた理由をそのまま書いてはダメ。

借り物の理由では,試験官に間違いなく見破られる。

親御さんは,枝葉の部分である表記表現を改めるに留めて欲しい。

納得が行くまで何度でも書き直す。

親子で納得が行くものができたら,担任の先生に見てもらう。

親子と担任の3人で納得が行くまで,何度でも書き直す。

3人で納得が行ったら,いよいよ本番である。

 

○志願書は最もていねいに書こう

志願書はていねいに書く。

姿勢を改め,鉛筆で下書きをし,ボールペンでていねいになぞる。

1文字に10秒をかける位の意気込みで書いて欲しい。

書き終わっても,すぐには消さない。

ボールペンのインクが乾くまで,数時間乾燥させてから,下書きを新しい消しゴムでていねいに消す。

文章だけではなく,文字のていねいさも,思いを伝える大事な手段であると認識して欲しい。

志願書を書き終えたら,いよいよ出願である。

 

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その20 下見と神仏へのお参り

 

○ポイント

  • 何度も下見に行こう
  • お地蔵様に手を合わせよう

 

○何度も下見に行こう

合否に関係なく,何度も下見はして欲しいと思う。

私と長男は,建設中の二華中を10回近く下見した。

長男が通っていた塾が仙台駅の近くということもあり,授業が終わったらお昼を食べて,その足で二華中に下見に行くというパターンだった。

最初の下見は,7月末に行われた学校説明会の帰り道である。

当時はまだ校舎が未完成だったため、学校説明会は仙台サンプラザで行われたのだが,そこからだと歩いて10分程度で二華中に行けるのである。

夏の暑い日だったと思う。

学校説明会を終えた私と長男は,お寺やお墓を横目に見ながら,汗を拭き拭き二華中に向かった。

ほとんどの親子が仙台駅方面に歩いていく中,建設中の二華中を見に行ったのは私達親子と,もう一組の親子だけだったと思う。

7月の段階では,まだ鉄筋がむき出しだったと思うが,それでも長男は「ここに通いたい」との思いを強くしたという。

その後も,私が塾まで迎えに行く時は,必ず二華中に立ち寄るようにした。

長男は,だんだん出来上がる校舎を見ながら「ここに通うんだ」という思いを強くしていった。

その思いが勉強に与えた影響は,決して小さくはなかったと思う。

 

○お地蔵様に手を合わせよう

二華中の敷地に沿って歩いていくと,小さなお地蔵様が安置されている敷地がある。

下見に行く時は,お地蔵様に必ず立ち寄り,お茶を備え,手を合わせるようにした。

それが合否に影響するの?と問われると返事のしようがない。

しかしこのお地蔵様が,二華中と長男の縁を取り持ってくれるような気がするのである。

私が小さい頃,祖母と出かけると,神社やお地蔵様には必ず手を合わせ,頭を下げていた。

「どんなとこにも神様はいるんだから,誰も見てないからって悪いことをしてはダメだかんね」と何度も言われたものである。

お年寄りから教わることには,受験以前に,人として大切な何かがあると思う。

 

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その19 模試の結果に一喜一憂しない

 

○ポイント

  • 二華中模試を受けよう
  • 模試の結果が悪かったら
  • 模試の成績が良かったら

 

○二華中模試を受けよう

21年度の実績を言えば,二華中模試の受験者数と,二華中受験者の数はほぼ同数だったように記憶している。

つまり二華中模試の判定結果は,ある程度信頼できると思っていい。

もちろん本番では調査書や志願書,面接も加味されるから完全とは言えないが,それでも総合問題,作文についてはある程度信頼できると思う。

お子さんの実力を正確に把握する意味でも,二華中模試は受けさせたほうが良いと思う。

小学校では中間試験や期末試験がないから,勉強に際し,試験という目標が設定しにくい。

しかし模試を受けると,模試が勉強のいい目標となるのである。

試験慣れしていない小学生にとっては,本番に近い環境で試験を受けるというのも大事である。

模擬試験から数週間後,結果が返って来る。

結果が悪い場合と良い場合のどちらかになると思うが,いずれにせよ以下を読んで欲しい。

 

○模試の結果が悪かったら

模試の結果が悪かったとしても,どうか親御さんはあまりがっかりしないで欲しい。

むしろ「何が足りないかよく分かったよね。これからがんばらなくっちゃね。」と励ましてあげて欲しい。

模試の結果が悪いということは,改善の余地が沢山あるということではあるが,むしろ何を改善すべきかが明確になったのだから,逆に対策が立てやすいのである。

模試の活用法については「過去問,模試の活用法」を参照して欲しい。

とにかく,結果が悪いからといって親子で落ち込まず,むしろ好材料と捉えて欲しいのである。

親のガッカリは子にも伝染する。

一緒になってガッカリは厳禁である。

 

○模試の結果が良かったら

模試の結果が良かったときは「これは危ないぞ」と思って欲しい。

結果を見ると,A判定,県内で80位以内,学校で1位など,どうしてもうれしい情報ばかりを見てしまい,安心してしまう。

この安心がクセものなのである。

安心は油断を生む。油断すると,目に見えて勉強のスピードや,取り組む姿勢が落ちるのである。

模試の結果が良いということは,改善の余地が少ないということである。

100点満点の答案が返って来ると,これ以上何を勉強したらいいのか,逆に分からなくなるだろう。

とにかく,結果が良いときほど要注意。むしろ悪材料と捉えて欲しいのである。

親の油断は子にも伝染する。

一緒になって油断は厳禁である。

色々な場所で目にしたと思うが

「模試の結果で一喜一憂しない」

これは金言である。

 

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その18 早寝早起き,朝ごはん

 

○ポイント

  • 早寝早起きの習慣を身につけよう
  • 朝ごはんを食べさせよう
  • 起きてすぐ食べられないとき

 

○早寝早起きの習慣を身につけよう

本番の試験開始は,午前9時30分である。

脳が目覚めるまでに3時間かかると考えると,少なくとも6時30分には起きなければならない計算である。

私と長男は,受験を決意してからは,毎朝5時30分には起床するようにした。

5時30分起床を開始したのが8月下旬。それでも朝スッキリ目が覚めるようになったのは12月下旬頃である。

つまりコンディションの調整には,結構時間がかかるのである。

本番は真冬の時期であるから,夏のようには早起きはできない。

なかなか布団から出られないのである。

だから早いうちから,早寝早起きの習慣を身につけさせて欲しい。

 

○朝ごはんを食べさせよう

ただ早起きすればいいのではない。

脳を目覚めさせる必要があるのだ。

脳を目覚めさせるには,脳に必要な栄養素を送ってあげる必要がある。

それには朝ごはんが一番である。

日本人は昔から,米,豆,野菜,魚で身体を作ってきたのだから,それに習うのがいいと思う。

もちろんパンに慣れている人は,パンでも構わない。

大事なことは,脳と身体に良い生活習慣を,本番当日まで,いや当日以降も続けることである。

生活が不規則で,不健康な小学生では,やはりハードな受験生としての生活は乗り切れないだろうと私は思う。

 

○起きてすぐ食べられないとき

私の息子は,朝ごはんが喉を通らないらしく,どうしても残してしまう。

なので5時30分に起きたらまず,冷たいお茶を飲んで胃を目覚めさせ,続いて朝の光を浴びながら,近所を一周する散歩を行っている。

ただ歩くだけではつまらないので,英単語帳を持参し,読みながらの散歩である。 帰宅する頃にはすっかり身体が目覚め,朝食も残さず食べるようになった。

 

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その17 やる気が出ないとき,受験をナメているとき

 

○ポイント

  • 全部制限せず,さりとて全部許容せず
  • 時には「やめちまえ」と言う
  • やる気を出させる一言
  • 受験をナメてかかる気持ちは早めに摘み取る

 

○全部制限せず,さりとて全部許容せず

どうしてもやる気が出なかったり,嫌々勉強している態度が目に付くときがある。

アウトプットしたものを見てみると,間違いだらけだったり,やっつけ仕事だったり。

そんなときは,頭ごなしに叱るのではなく,そうなった原因を取り除いてあげる工夫をして欲しい。

例えば,友達と約束していたのだがなかなか勉強が終わらない,
昨夜は遅くまで起きていたため眠くてたまらない,
どうしても見たいテレビや読みたいマンガがある,等である。

私の長男も,コロコロコミック発売日や,爆笑レッドカーペットの日に上記のような症状が出ていたように思う。

サジ加減が難しいところだが,ある程度は許容してもいいと思う。

眠いのを我慢して勉強したところで身につくはずがないし,

観たいテレビを制限したとしても,勉強が手につかないのであれば,制限の意味がない。

親の力で強制したとしても,勉強が嫌いになってしまったら合格は遠のいてしまう。

テレビやマンガを許容するかしないかは,親の微妙なサジ加減だと思う。

「ダラダラ遊ばないで,短い時間で集中して遊んでおいで」
「区切りのいい所まで観たら,再開するといい」
「ここまでやってからマンガを読んだら」

こんな感じで,全部制限せず,さりとて全部許容せずがいいと思う。

 

○時には「やめちまえ」と言う

ただし。

それをいいことにいつまでも甘えたり,やるべきことではなくやりたいことを優先するようであれば「受験はやめちまえ」と厳しく言うべきである。

「世の中に通用しない」

そう思ったら,親御さんは厳しく言った方がいい。

そうしておかないと,社会に出てから痛い思いをするのは,他ならぬ自分の子供なのだから。

 

○やる気を出させる一言

私は長男にやる気が感じられないときや,逃げようとしているときは,以下のような言葉をかけた。

「未来の自分を,今裏切ってもいいのか?」
「真剣にアドバイスしてくれた人たちの思いを裏切ってもいいのか?」
「そんな態度では,他の受験生に失礼だろ?」

親御さんがお子さんのことを真剣に考えて発した言葉は,必ず届くはずである。

また6年生ともなれば,厳しい言葉であっても受け止めて,自分の考えや態度を改めることはできるはずである。

お子さんを信じてあげて欲しいと思う。

 

○受験をナメてかかる気持ちは早めに摘み取る

小学生の場合,今まで受験した経験がないのだから,お子さんによっては受験をナメてかかる子もいるだろう。

それは悪い芽である。早いうちに摘み取ってあげて欲しい。

仙台市だけで,120校以上の小学校がある。

宮城県全体で考えれば,400校以上である。

それに対して二華中の募集人員は80名。宮城県全体の小学校の数より,はるかに少ないのである。

つまり各小学校トップの児童400名が受験したとしても,320名は落ちるのである。

その現実を伝え,そしてこう問うて欲しい。

「君は小学校のトップなのか?」と。

 

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その16 親子で作文(3)

 

○ポイント

  • 新聞や雑誌に投稿してみよう
  • 手紙を書こう

 

○新聞や雑誌に投稿してみよう

私は日経新聞を購読しているが,教育関連記事で時々,読者参加型の記事が掲載されている。あるテーマに沿って読者からの投稿を募り,それをまとめて記事にするのである。例えば

「受験を控えた子供の体調管理をどうする?」
「学校への連絡,どうしてる?」
「子供部屋の整理整頓,どう習慣づけている?」

などである。

文字数が400字程度という制限もあり,「面白そうだから投稿してみよう」と長男をけしかけ,二人で真剣に文章を書いて投稿した。

結局掲載はされなかったのだが,日経の担当記者から電話がかかってきて「投稿ありがとうございます。何らかの形で掲載するかも知れないので,一応許可を下さい。」と言われ,親子で興奮したことがある。

日経の記者が求めるものは何か。

日経の記者が「おっ」と思うようなことは書けるか。

400字にまとめるにはどうしたらいいか。

文章のプロに読んでもらうために色々頭をひねったのだが,その経験が長男の受験にも生きたと思う。

 

○手紙を書こう

最近は何でもメールで済ませるようになったため,手紙を書く機会が本当に減ってしまった。

手紙を書くということは,内容もさることながら,文字のていねいさや,そこに込める気持ちが重要である。

長男の夢を具体化するために,現役の研究者に会いに行ったことについては既に述べたが,その研究者宛にお礼の手紙を書かせてみた。

もちろんこれも作文の練習になるから,設計メモを作成させ,一度原稿用紙に書いてから朱書きし,訂正後にようやく便箋に書かせた。

便箋に書く際も,ていねいに,ていねいに,お礼の気持ちを込めて書くよう指導した。

後日,その研究者から,実にていねいな返信の手紙が届いた。

そこには大変貴重な、受験へのアドバイスが記してあった。

大人と心のこもったやりとりを行うというこの経験は,長男の一生の宝になると思う。

 

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